ビンテージワインとは?
ビンテージワインは、そのワインの原料となったブドウが
「収穫された年」のことを指します。
(日本語だと、ビンテージ、ヴィンテージと
表記も分かれますが、ここでは同じに扱います)
ラベルに「2013」や「1999」といった
数字が書かれていれば、
それはそのワインのブドウが、
西暦何年に収穫されたものかを表しています。
ビンテージワインは、
いつぶどうが収穫されたかが
明確になっているワインのことを指します。
ビンテージワイン、熟成ワインと言うと、
長く熟成され、プレミアの付いた美味しいワインと誤解されがちですが、
必ずしもそうではありません。
** そもそもビンテージは
「熟成させた年代物」
「高品質で美味しい」
という意味ではない!
どうゆうことなのか見ていきましょう。
ビンテージワインは美味しい?
** 購入前に知っておきたい4つの知識を解説
1 そもそもビンテージは「熟成させた年代物」という意味ではない
「え?」
ヴィンテージは、品質のいいブドウが収穫された年を指します。
つまり、当たり年(葡萄の出来の良い年)じゃないなら
ビンテージではなかったのですが、
近年では、主に葡萄の収穫年を知るための
情報として使われます。
何年物、というイメージです。
しかし昔は「良いビンテージ」=ビンテージでした。
最近はマーケティング的に使いません。
わざわざ美味しくないようなイメージを付けない。
昔の人は気骨がありました。
ということもあるかもしれませんが、
近年、セカンドワインの生産や
醸造技術の発展により、
あまり美味しくない年のワイン、
というものが少なくなりました。
(保存状態が悪ければ、例えビンテージでも
美味しくないので、購入前に必ず
お店に問い合わせましょう。
話せる人と電話するのが一番。)
2.「ヴィンテージだから熟成させると美味しい」とは限らない
当たり年のブドウで作ったワインを熟成させたものが、必ず美味しくなるとは限りません。
特定の年のブドウだけで造るため、同じ銘柄でも味が安定していないことがあります。
3. 「古いから美味しい」とは限らない
年代を経ると味が落ちるワインもあります。
熟成させることを前提に造られたワインを選ぶことが大切です。
4. 「高いものが美味しい」とも限らない
高価なヴィンテージワインが必ずしも美味しいわけではありません。
* 高級ワインとの違いって?
ヴィンテージワインというと、「高そう」というイメージがあるかもしれません。
しかし、すべてのヴィンテージワインが高価であるとは限りません。
もちろん、ぶどうの当たり年に作られたワインや、
長期間熟成された年代物は高値で取引されます。
ただ、ヴィンテージ表記があっても安価に手に入れられる商品も数多くあります。
ビンテージワイン字義通りの意味
ラベルに書かれた年号ビンテージは
あくまでもワインの原料であるぶどうの収穫年を知るためのものであり、
それが高級であるかどうかには直結しないこともある。
まさにこちらは、アンティーク的な意味合いとは違う
(収穫年)を表しています。
ラベルに書かれた年代のことも
ビンテージと呼ぶからややこしいですね。
なので、
すべてのヴィンテージワインが高価であるとは限りません。
もちろん、ぶどうの当たり年のワインや、
長期間熟成された年代物は高値で取引されます。
ただ、
古い年代のビンテージ表記があっても
安価に手に入れられる商品も数多くあります。
それは、単なる売れ残りかもしれません。。。
しかし、一概にはそうとも言えず、
たまたま残っていた貴重品の時もある。
あと、無名ワインの売れ残りでも
10年経過、20年経過して、
びっくりするくらい美味しくなっていることもある。
これは、経験値でしか測れないし、
ノンヴィンテージもある!
「ヴィンテージワイン」が存在するということは、
ヴィンテージワインじゃない「ノンヴィンテージ」も存在します。
収穫年が異なるぶどうを原料として使っているワインなどはヴィンテージ表記をすることができません。
ヴィンテージワインを見分けるためには、以下のポイントに注意してください。
ラベルの信ぴょう性:
ボトルのラベルには、収穫年やワイナリーの情報が記載されています。信頼性のあるワイナリーのヴィンテージワインを選ぶことをおすすめします。
ワインの評価:
ワイン評論家や専門家の評価を参考にすると良いです。特に高評価を受けたヴィンテージワインは、品質が高い可能性が高いです。
ワインの価格帯:
ヴィンテージワインは、一般的に高価です。価格が安すぎる場合は、信頼性に疑問を持つべきです。
ワインの保存状態:
ワインは適切な温度と湿度で保存されているか確認しましょう。適切な保存環境で熟成されたワインが良い状態で提供されます。
ワインの色と透明度:
ワインの色や透明度は、熟成度合いを示す重要な要素です。古いワインは色が変化していることがあります。
これらのポイントを意識して、美味しいヴィンテージワインを選びます。
しかし、難しいからお店に聞くのが必須ですし、
お店に丸投げしても理解できないから、
興味あるなら、情報集めプラス、
実体験、つまり飲みまくることも必要不可欠です。
まずは5年くらい寝かせたものを試しましょう。
おすすめの銘柄をいくつか挙げますね。
①シャトー・ラネッサン(フランス・ボルドー)
割と安価で手に入れやすい熟成ワイン界の定番
②ルモワスネ(フランス・ブルゴーニュ)
熟成ワインの老舗です
③マルケス・デ・ムリエタ(スペイン)
スペインワインは、全般的におすすめです。
④テッレ・デル・バローロ(イタリア)
バローロ系の生産者もおすすめ。
まずは、飲んでみて、意外といけるかも?
という感覚をつかんでほしいです。